愛のままに我儘に、実家に彼が挨拶に来たよ
昨日、彼が実家に挨拶に来た。
本当自由すぎるわ、空気読めんわで「あの子、空気読めんのかね・・」と、母が終始イライラ。
なんで人の家に挨拶に来て、弟の部屋に入って漫画ずっと読んでるんだあいつは。
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「えっ、立ち読みで?」
「はい!立ち読みです!だってタダじゃないですか!」
「それ、あんまり行きすぎるとお店に迷惑がられないの?漫画喫茶いったら?」
「それが!漫画喫茶って15分で○○円するんですよ!結構お金かかっちゃうんです!」
「あら、それじゃ。早くページめくって読まないといけないわね。」
「そうなんです!
漫画大好きだけど、やっぱりお金かかっちゃうのって勿体無いじゃないですか!
買っちゃうと、捨てるのに困っちゃうし!だから、立ち読みするんです!」
「あらそう・・。
うちの息子達は、漫画平気で買ってたけどねぇ。
年間10万位漫画で使ってたから、こんなに増えちゃってねぇ。
だから、こうして移動式の本棚買ったのよ。これ、高かったんだけどね。フフフ。」
「えええええええ!!!!10万っすかぁぁぁ!!凄いっす!
俺なら、ここに多分一週間位暮らせると思います!」
「いや・・暮らさなくていいんだけどね・・。
あと、あの。それね・・息子達のだから・・。そんなに読みたいなら、少しは貸してあげるから家で読んだら?
その代わり、あげるわけじゃないんだからね。これは息子達が自分で買ったものだからね。ちゃんと返して貰わないと。この子に会った時に、ちゃんと漫画渡して返してね。」
と、釘を刺していた。
テレビで彼に似ているお笑い芸人が登場し、「あんたに似てるんじゃない?」と彼に言えば、「えー!俺こんなブスじゃないよ!失礼だよ!」と彼。しかし、母が隣でボソッと「向こうに失礼やわ・・」と苦笑・・。
彼「えっ!ちょっとどういう意味ですかぁぁ!」
母「いや・・。だから、あなた。そんないいもんじゃないんじゃない?どっこいどっこいって事よ。」
彼「えええええええ!!!!それ、僕に失礼じゃないですかぁぁぁ!」
母「えっ、なんで?
あなた。そんないいもんだったの?」
なんだ。このコントみたいな展開は。
でも、言いたい事をお互い言えてるからいいって事なのかな。
こんなコントみたいな会話が続いたけど、彼に初売りに連れていってもらうと、少し母のテンションも上がって良かったです。
しかーし、電気屋に行けば。 (家から近かったので、エディオン行ってきた)
「お母さん!
僕、今ね!今ね!ソフトバンクのアンケートで、カップラーメン貰いましたよ!凄くないです?!これ、非売品ですよ!
あと、auのアンケートで福袋貰いました!それから、ドコモのガラガライベントでポケットティッシュいーっぱい貰いました!凄くないです?!」
と大喜び&大声で話す彼に、「あらやだ・・恥ずかしい・・。そんなに一杯貰わなくても・・。」と小声で苦笑。
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だめだ、彼と母の感覚が全く違うという事がどんどん露呈されてゆく・・。
その後、電気屋にて、マッサージ機の体験コーナーに行く私達。
ここで、彼と私達はキャッキャッ言いながら「いいわねぇ!このマッサージ機!」と、大喜び。
彼と母が、足のマッサージ機についてやっと意見が合うようになってきた。
彼「やっぱり腰より、足のマッサージっすよねぇー。」
母「そうよねー、足のふくらはぎが一番凝るのよねぇー。」
よし。いいぞいいぞ。
掴みはグーって感じじゃないの?
しかし、その後彼がボソッと「あー、マッサージ機なんて、こんだけ借りたら通常500円位かかるよねー!て事は、僕たち500円得したよねー!」と話す彼に、母の顔が若干凍りつく。
だめだ。これ以上一緒にいると。
彼のボロがバレてしまう・・・。
おまけに、元気すぎる彼は初売り会場で飛び回るように動き回る。
「あ!もしかしたら、これめっちゃいいかもしれない!
これとこれが入ってエェェ!五千円!安いっっっ!
ちょっと、ちょっと!母さん!あれ、みてきて良いですかぁ!!すくダッシュして見てきますんで!はい!すぐ戻りますんでっ!」
って、ダッシュ。
あんた何回行くんだよ。
でも、彼がチェックした福袋は全部完売してた。
私が目をつけてた特売品も、全部売れてたし。初売りは元旦に行かないとダメだわ。
「なんであんなに元気なの・・。
しかも、何か買うわけでもなく見てるだけなのに・・。どんだけ元気なの・・。
しかも、ずーっと喋ってるけど。
どんだけ喋るのあの子・・。
母さんもう疲れちゃったかも・・。
あの子と買い物とか、旅行とか絶対無理・・。」と、フラフラ歩きながら弱音を吐く母。
よくよく考えれば、交際当初は「なんで、この人こんなに元気なの」と思っていた。
スーパーでタコ1個買うだけで、徒歩で4件回った程だった。
家に着いた頃には、歩きすぎてクタクタになり「もう動けない」と、倒れこむ始末。結局、タコ焼きを作ったのは彼だった。
最近は、車使うようになり歩き回る事が減ったし、大型ショッピングモールでは「好きな所回ってきなよ。私、立ち読みしてるから。」と放置プレイにしている。
しかし、そういや、まだ母は「元気すぎる彼」への免疫がなかった事を忘れていた。
なんとなく元気な事はお察しだったかもしれないけど、予想の範疇を超える元気ぶりに、「見てるだけで疲れた。」と既に弱気。
「あんた、あんなよく喋るし動き回ると、たまに1人になりたくならないの?」
「いや、それが家ではそんなに喋らないよ。動き回るの好きだから、家事は凄く助けてくれるから助かるよ。(もはや、フォローするしかないの域)」
「なんか、母さんがあんたらの新居泊まっても「母さんー!もう寝ましたかー!寝てないですかー!寝れましたかー!大丈夫ですかぁーー!」って、五分おきに言いそうなイメージなんだけど・・。」
「うん、それはやるかもしれない・・」
「・・・・(もはや、2人で無言)」
しかし、彼から「リラックスできて楽しかったー!」と喜んで電話かかってきた。
母にそれを伝えると、
「もう、これ以上リラックスせんでもええわ。年に一回・・いや、三年に一回・・いや、一生なんかもうええわ・・。母さん疲れたわ。」
と言いながら、少し嬉しそうだった。