婚活リップに洗脳され続けていたあの頃
今日、彼とオムライスを食べに行った。
ここのオムライス屋は雑誌が大量に置いてあるので、しばらくずっと雑誌を見ていられる。
コメダ珈琲のような、タバコ臭もない。客層は、基本的にオバちゃんか、しまむらで売ってそうなジャージを着用した若いカップル。
テロテロ素材に、アルファベットで、でっかく「LOVE YOU」とか胸元にプリントされてそうなジャージのカップルが多いけど、プリント文字の割に比較的大人しそうでモジモジしている。
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やっぱり、ふわふわオムライスを2人で食べに行こうというカップルだもの。そんなにヤンチャじゃないよね。
田舎の特権は、店にサラリーマンがいないこと。
田舎には、街中や高級セレブ街では出来ない特権がある。
それは、わりとジャージ着てスーパーやご飯食べに来る人が多いこと。
私もジャージで喫茶店に長居できるので、この辺は気楽。
さて、今日は喫茶店にて雑誌をパラパラめくると興味深い記事を発見。
懐かしい。婚活リップ特集!
婚約時代は、本当にこういったジンクス特集よく読んでました。
私も持ってた、エスティローダーの婚活リップ。エスティローダーがなくなれば、サンローランの婚活リップを購入。
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エスティローダーが効かない時点で、サンローラン買っても同じなのかもしれないが、私の中では「エスティローダーがダメなら、サンローランなら効く筈だ」という感覚で、4000円もする口紅を購入した。
婚活リップに飽き足らず、婚活チーク、婚活アイシャドウ、婚活オイル、婚活に効く香水といった恋コスメなるものを次から次へと試しては「これさえあれば、今日はイケメンと出会える筈!」と意気込む始末。
厳密には、月日が過ぎる度に婚活リップも磨り減っていき、婚活の賞味期限も磨り減ってゆく。
婚活リップが無くなる事に、どんどん焦りも募ってゆく。その繰り返しだったのだ。
やがて、最終的には「そうだ京都へ行こう」と、京都の神社の聖地巡礼。
清水寺、地主神社、貴船神社、下鴨神社と周り、最後は嵐山の竹林に埋もれてマイナスイオンに癒される一人旅。
もはや、気分は僧侶の気持ちだったかもしれない。
でも、今の旦那と知り合ったのはこの旅から3ケ月後の事だった。
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結局、何をやってもダメな人はダメだし、何をやってもスムーズな人はすぐに結婚してゆく。
どんどん結婚出来ない焦りで、砂を噛むような想いをし、それでも婚活しなければと呪文のように言い聞かせ続けてきた。
いつもジンクスに走るのは、さんざん行動した上で疲れて癒されたくなった時だった。
何処かで、心の拠り所を見つけなければ潰れてしまいそうなほど脆かった。
婚活リップは、もうあと1センチ。