子供の頃と大人の頃では、見える景色も思う事も変わるんだね
ここ数年のマイブームは、「こどもの頃に見たものや、好きなものを大人になってから改めてみる事」です。
数年前、京都に1人で来た時に清水寺に行きました。
小学校の修学旅行でも、清水寺に行った事は何度もあります。しかし、清水寺は大人になってからの方が、ずっと感動が大きかったんです。
というか、子供の頃は「何で、旅行で寺なんて行かないといけないの?」と思っていたし。清水寺の厳かな雰囲気や重厚感、歴史などに特別なんの価値も見出せない年齢でした。
中学校の修学旅行は、ディズニーランド。あの頃は、ディズニーランドに行く事が一体どれだけ楽しみだっただろうか。ジェットコースターが楽しい乗り物だっただろうか。
あれから20年以上が経過した去年、やっと再びディズニーランドに行く事に。
ディズニーは今の旦那と行ったのですが、正直「あれ?昔は何でこんな乗り物で感動したんだっけ?」と思っちゃいました。
ミッキーやミニーを見ても、テンションが上がると言うよりも「あっ、そういや土産買わないと!」と思い出す程度。ディズニーグッズのバーコードに、せどりすとアプリを当ててるバイヤー見つけては「あいつ、転売やってるな」と旦那と話したり。
旦那は旦那で、「これ15周年記念の限定品やで!売れるかもしれん!あの人も同じもの100体位買ってるで!」と、カゴいっぱいに同じディズニーグッズのキャラクター人形入れてる人見て興奮とかしてました。
昔とは、着眼点が変わってくるんですよね。
パレードやショーは凄く感動したけど、乗り物系のアトラクションへの感動は減ったような気がします。
そんな事が続いていたので、今回の京都旅行では「金閣寺に行きたい」と旦那に言いました。
「は?金閣寺?中学の頃、修学旅行で行ったよ。」と言われたけど、「大人になってから見ると、また見える景色や思う事が変わるんだよ。」と言って連れて行きました。
旦那は、金閣寺の前に北野天満宮へ国家資格が合格した事へのお礼が言いたいからお参りしたいといってたので、一緒にまずは北野天満宮へ。
ここは、学問の神様である菅原道真を祀っている神様という事で人気があるみたい。
うちの旦那、試験の前にお参りにいっておみくじを引いたんだけど「1番 大吉」と出たそうな。
見事、試験も合格したそうで、当時のおみくじをずっと大切に財布に入れてるんです。
「今度は、ここで御朱印帳を買うんだ。あと、お礼をちゃんと言いたい。」と言って、お参りしていました。
また、近くにある釘抜き地蔵にもお参り。
こちらは、ありとあらゆる苦しみを取り去るお地蔵さんがいるとかで、旦那が「親戚のおじさんが病気だから、祈ってあげたいんだ!」と言って、一生懸命祈ってました。
「あんた、お礼言ったり人の為に祈ったりして偉いな。」と、私は旦那に言いました。
旦那は「まぁね」と言ってスタスタ歩いて行きました。その背中は、少し照れていました。