フリーランスのライターがSNSを使うメリットとデメリット
フリーランスのライターになる前から、Twitterはプライベートで活用し続けてきた。最初の頃は、婚活や日常の愚痴を時々呟く程度だった。
やがて街コンで出会った社長との縁でライターになり、気がつけばいつの間にか仕事としてもSNSを使うようになった。
仕事でSNSを使うにあたり、メリットもあればデメリットもある。
メリットは、SNSのフォロワーが増えるにつれて大きな仕事が入るようになったこと。そして、同業者に限らず記事を読んでくれた方ともやり取りが出来るようになったこと。
そもそもライターさんで読者とコメントやり取りしている人は珍しいので、私は特殊な方かもしれない。
なるべく同業者同士で繋がりあわないようにするため(どうしても愚痴の言い合いになりそうと思って)、仕事の話は時々しか呟かないようにしている。そして、記事引用コメントしてくれた方には必ずお礼コメントするようにしている。
逆に、フリーランスのライターがSNSをするデメリットは、やはり同業者同士で良くも悪くもライバルになりやすいところだろうか。
実際に、私も意図しないところで何度か嫌味を書かれたことがある。
正直、私は2ちゃんに出たこともあるし、ヤフコメにも慣れているので「仕方ないか」くらいに受け止めるようにしているが、それでも嫌なもんは嫌だ。
まだ記事において「これはないんじゃないか」とメールやコメントで頂けるのは助かる方でして。
メールやコメントで直接意見をいただくと、こちらも記事を削除したり、訂正など対応ができる。そして、次回からは気をつけようと思う。
もし問題あれば、クライアントさんに連絡して修正対応などさせて頂く時もある。
ただ、直接言われないものの嫌味をツイートされたり、明らかに「ああ、これ私だな」と思うものを見つけた場合はどう対応していいのかわからないので、とりあえず何もしないようにしている。
そもそも、どこが気に入らないのかわからないから、どこを直せばいいのかもわからない。かといって、こちらから連絡したら噛みつかれたらどうしようって思うし。
仮に「私のことですか?もし気に触ることあったらごめんなさい」とか言って、「えっ?あなたのことじゃないですんですけど」とかいわれたら、こっちが恥かくだけだし。
だから、結局のところ何もできないままおわる。そうなると、その時嫌な気持ちになったとしても、それを心で受け止めて前に進むしかない。
ああ、なんかよくわからないけれど私の書いたもので傷ついた?なんかよくわからないけれど、とりあえずごめんねって心でこっそり呟きながら。ほんと、なんかよくわかんないんだけど。
私は基本的に人に対して執着がないので、好きとか嫌いとかも特にない。ただ、親切受ければありがとうって思うし、叩かれたらすいません次回は気をつけますって心で呟いてる。
こんな感じで、フリーの仕事にSNSを絡めるならスルースキルは必要かなと。
引用して逆ギレしたりする人もいるけど、あれは絶対やめた方がいい。仕事お願いする立場からしたら、あーこれ絶対面倒くさい案件って思われてしまう。
まして巻き込みリプで喧嘩売る人って、結局のところ誰でもいいわけでして。だから真面目に受け取っていると、どんどんヤラれてしまうだけ。
少しでもイラッとしたら、そのまま吐き出すんじゃなくて、SNSから離れる。そうやってSNSとの距離の取り方うまい人は、ずっと一定のスタイルで楽しみながら活用している。
実は、ライター界隈にこのタイプは非常に少ない。そのせいもあってか、どこかで論争おきては消えていく人もしばしば。
だから、なんだかんだで3〜4年続いている人は凄いと思うし、そういう人は今後もなんだかんだ言いながら続けていくよ、SNS。
「私、繊細だから」って自称してる人でもフリーランスの仕事をTwitterに取り入れながら4〜5年やってたらなかなかのものだと思う。(これTwitterとかで言うと怒る人もいそうだから、あえて言わないんだけども)
なぜなら私の周りのフリーランス、Twitterみんな挫折して、どの人も1〜2年でやめちゃったよ。
だから、その方々はTwitterとフリーの仕事を併用させながら4〜5年以上続けているだけでも「私、もしかしてすごくね?」って自分を認めてあげてください。多分、普通のメンタルの人はみんな無理だから。
たとえ仕事貰えなくても、売れなくても。続けてるだけでも、自分を認めてあげてください。
Twitterでフリーランスのライターやってますってアピールして、時々争いに巻き込まれつつも生き延びている、もしくは平和に何とかやり切ってきたのならば。
それはそれで、なかなかの戦国武将だよ、あなた。
そんな訳で、フリーランスでTwitterをするなら、フォロワー増やすテクニックよりも、嫌味をスルーするメンタル鍛えた方がいい。
特に記事が読まれるようになると、どんどんあれこれ言われるようになるので。それらを乗り越える為にも、Twitterでメンタル鍛えましょ。