女心は夢物語より言葉選びで攻めよッ!バチェロレッテ5〜6話感想まとめ

*こちらはnoteで紹介したコラムの転載になります。

 

さあ、いよいよバチェロレッテも5〜6話が公開開始!

 

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今回もめちゃくちゃ面白いし、何度も号泣しました。とくに5話には、愛の特攻隊ボーイが萌子さんに告白するのですが、そのシーンが切なすぎて思わず大号泣です。


さてさて、具体的に書きすぎるとネタバレになるので、なるべくネタバレになりすぎないように感想を書いていきます。

回を重ねるごとに、ますます魅力の増す杉ちゃんこと杉田さん。萌子さんに伝えるセリフも実に美しく、まるで月9を見ているようです。

 

よく見ると服装もかなりオシャレで、個性的。そしてキャラ立ちのせいかあまり注目されてはいないものの、実は杉ちゃんかなりオシャレ。

靴、シャツなどなど、ひとつひとつのアイテム全てにこだわりを感じます。とくに、初登場の時の赤い靴はかなり高そう。

 

杉ちゃん自身はひけらかしてはいないものの、実はかなり高収入の方かと思います。実際に、画家としても有名な方のようですよね。

 

仕草、言葉選び、どことなく漂う心の余裕、悪口言わない、他人を蹴落とさない精神にも生まれながらの坊ちゃん臭を感じるので、実家も裕福なのではないかと。

 

そして6話では、あるお方が「(萌子さんを)譲ってよ」といった時に「(萌子さんは)モノじゃないから」と、きっぱり断ったりと男らしい一面もありました。ただ、あくまで男性同士の会話でしか見せてないんですよね。

 

現在、萌子さんは杉ちゃんが何をしても「かわいい〜」としか発言しておらず、恋というより母性で見ているような気もします。今後は、可愛さだけでなく、男らしい杉ちゃんの一面が見れるかどうかにもかかっている気がします。

 

バチェロレッテ参加者の中には、「夢を叶えたい」「スーツを世の中に広めたい」「MCの仕事を続けていきたい」など、夢と野望に満ちたヒモ予備軍がチラホラいました。

 

もちろん、彼らは萌子さんの資金源を頼りにしているとは一言も言っていません。

 

ただ、僕の夢を叶えるために君の力が必要だというセリフが、超お金持ちの萌子さん相手だと「資金助けて」に全部聞こえちゃうんですよね。悲しいことに。

 

もちろん、夢を持つのは決して悪い事じゃありません。いくつになっても夢を持つのは大切だし、それに向けて努力するのは素敵です。

 

ただ、結婚前提の女性にアプローチする時は、自分の夢云々よりも一緒に歩んでいきましょうと伝えられる人の方が強い気がしました。

 

とくに女性は、ある程度の年になってもなお「夢を叶えたい」という男性に対しては不安になるのかもしれません。やはり、結婚ともなると落ち着いて暮らしたいだろうし。

 

私自身も、婚活していた頃に夢物語を話すのが大好きボーイに何度も遭遇してきました。夢物語って、たしかに耳障りのいい話が多いし、相手も良く見えがちなんですよね。

 

でも、こういう話を一生懸命する人って自分の今を冷静に見つめ直せていない気がするのです。逆に今話せるものが何もない、現実に目を背けたいからこそ、夢物語で誤魔化してしまうのではないでしょうか。


実際に、夢のために動いている人って初対面の人にペラペラ話さずに黙々と手を動かしているもんです。

 

そういう意味では、現在残っている中の2名は既に自分の夢を叶えてある程度のポジションについている方なので、萌子さんも安心できるのかなと思いました。

 

また、選ばれた3人は浮ついたところもなく、女性を安心させる言葉を自然と発しているような気がしました。とくにその中の2人は、仕事面で既に成功されているせいもあってか、萌子さんに「資金源狙い」という名の下心を一切感じさせません。

 

バチェロレッテの萌子さんは、少しでも違和感を感じた男性に対し、執拗に「なぜ?どうして?」と尋問する癖があるような気がします。

 

そして、少しでも男性の答えに違和感を感じると、途端にスッと冷めた表情に変わります。逆に、男性からのプレゼンに少女のような無邪気な笑顔を見せ、男性陣から一途な気持ちを知るたびに涙を見せるのです。

 

おそらく、萌子さんのようなセレブには、お金目当てで寄ってくる男性なんてウジャウジャいただろうし、これまで散々うんざりしたこともあったのではないでしょうか。

 

だからこそ、フワフワと抽象的な話をする男性よりも、地盤がしっかりしていて安心させてくれる言葉をくれる男性の方が信頼できるのかなと感じました。(実際に、6話で萌子さんがある男性に対し「話が抽象的すぎてわからないー!」と困惑するような姿もあったので。)

 

また、萌子さん自身も大変思慮深く、人を傷つけないようにもよく考えて言葉を選ぶ人なので、杉ちゃんやローズさん、北原さん、マラカイさんのような気遣いができて、言葉選びに気を使う人を最後の方に残していたのかなと感じました。

 

とくに杉ちゃんの言葉選びは、全てがドラマのワンシーンで使えそうなほど名言だらけ。実は、自分を見せるのが1番上手いんじゃないかとさえ思っています。

 

コウさんはちょいちょい失言するし、生花で張り切りすぎて間違えてプレゼンになったり、杉ちゃんに「得意でしょ?」とシャンパン開けさせる意地悪しくんだり、男性の前で「貧困層のみんなには、わかんないかぁ」とマウント取ったりもするけど、萌子さんの前では至って紳士キャラ。

 

ボロを見せるのは、あくまで男性の前だけなんですよね。ある意味、流石できる経営者だなぁと思いました。自分の見せ方が上手ですよね。腹黒キャラも演出かな?もし、あのキャラすべて演出ならアカデミー主演男優賞レベルのデキる男だなと思いました。そら、年商何億稼ぐわ。

 

また、萌子さんが海外に月2回行くほどの国際派なので、海外の方や英語ペラペラな方と話している時は不思議と生き生きしているような気がしました。

 

そういう意味でも、ハイパーセレブな萌子さんと一緒に歩みたいならば、抽象的な夢物語をしたり、過去の離婚話で悲劇のヒーロー話をして(しかも浮気したのがお前だろ!って話だった)

 

同情を誘ったり、日焼けしないように日傘さして美肌保つとか、一攫千金狙って「当たって砕けろ!」と突進するのではなく、

その人自身も萌子さんに相応しくなるための力をつけなければ厳しいのかもしれません。

 

今回バチェロレッテを見て感じたのは、やはり似たもの同士が引き寄せられやすいといったところでしょうか。理想の人と付き合いたい、仲良くなりたいのであれば、自分自身も努力して磨く必要があるのだと改めて感じました。

 

さて、バチェロレッテも残すところあと僅か。私の推しメンが2人残っているので、どちらが落ちても泣いてしまいそうです。